エイプリルフールの始まりは?
朝礼ネタ267 2021/01/01 4月風物詩・季節行事4月1日はエイプリルフールで、嘘をついても許される日とされていますが、なぜそのような習慣ができたのでしょうか?
実は、エイプリルフールの起源は全く分かっておらず、いつ、どこで始まったのか不明なのです。
しかし、有力な起源説は存在します。
昔、ヨーロッパでは3月25日を新年としており、4月1日まで春の祭りを行っていましたが、フランスのシャルル9世という人物が1月1日を新年とする暦を採用しました。
これに反発した人々は4月1日を嘘の新年とし、祭り騒ぎを続けました。
それがシャルル9世の怒りを買ったため、シャルル9世は嘘の新年を祝う人々を処刑してしまいました。
フランス民はこの事件を忘れないようにするため、4月1日になると盛大に祝うようになった…というのがエイプリルフールの始まりです。
この説が本当なら、バレンタインデーと同じように、エイプリルフールも残酷な出来事から始まったと言えます。
しかし、現在のエイプリルフールでは世界中の新聞が嘘の記事を載せたり、TVでジョークニュースを流したりなど、楽しいイベントの1つとされています。
ところで、エイプリルフールでは嘘をつくことができるのは午前中だけとされています。
イギリスではオークアップルデーという記念日があり、午前中だけ国王への忠誠の証としてオークアップルを身に付ける習慣があります。
これがエイプリルフールにも流用され、午前中だけ嘘をついてもいいという決まりにつながったそうです。
これらの起源や理由はすべて諸外国のものであるため、日本では嘘とも本当とも言えない状況です。
日本で今後この習慣が広まる可能性もありますが、現在では決まりに縛られることなく自由に楽しんでも良いみたいです。