いつかは花開く日が来る
朝礼ネタ1821 2021/01/01 入社・退職・異動北国に住むと、冬になれば冷たい風が吹いてきます。大地は真っ白い雪に覆われてしまう。それにより、住んでいる人は黒い土を見ることができなくなります。そうなれば、草が生えることがありません。カチカチに凍てつく冬の間は、草が育つことができません。
そんな時期でも動物たちは耐えて暮らしています。食べ物もほとんどなく、どれだけ辛い季節でも嫌になることもなく、寒さに耐えて過ごしています。動物たちはみんな知っています。春になれば恵まれた時が来ると。その時に備えて今は耐える時期です。そうした生活をしながらも、春が来るのを楽しみにしています。
そうです。人間も耐える時期があります。あなた方が辛い時期だと思っても、それはもうじき春が来る前触れかも知れないのです。そうなれば暖かくなって花が咲いてきます。それを嫌がって別のところに逃げたとしても、そこも冬の寒さが襲ってくるかも知れません。
耐える時期に耐えないと、春の到来を祝うこともできません。どれだけ凍てついた冬が続いていても、春はもうじきやって来ます。永遠に春が来ないことはないのです。人生には何度も冬が来て、そして春がやって来ます。
寒い冬を耐えた経験が無い人は、暖かい春を見ることができません。チューリップは冬の寒さがないと咲かない花です。あれは寒さがあって初めて成長を始めます。人間もそうです。厳しさはその人を成長させる物です。
そうした経験が後に役立って、あなたの人生を花開かせる物にします。そのためにも、冬を耐えないといけません。辛い時期でも、春があると希望を持って下さい。それはそのうちあなたにやって来ます。永遠に咲かない花なんてないのです。
厳しいことを言うようですが。人生とはそう言う物です。暖かいぬるま湯だけでは、咲かない人生もあるのです。厳しい時代を楽しみましょう。