何を隠し何を公表するか

  • 追加
  • 三月に起きた出来事についての話をしようとした際、東日本大震災を無視することはできません。東北から関東地方まで、津波から地盤沈下、液状化など様々な被害があり現在もその爪痕は消えずに各地に残っています。

    そしてその中でも特に強く記憶に残るものの一つが原発事故です。震災発生当初からそれを不安に思う声は大きかったですが、東京電力などはあくまでその被害は少ないということを主張し続け、最終的に世界最悪レベルの原発事故につながってしまいました。この事件は、企業の隠蔽体質というものに一石を投じ、世論は全体的にそういったものを強く批判するような流れになりました。

    しかしよく考えてみれば、どこまでを隠しどこまでを公表するかという線引きはかなり難しいものがあります。真実を一切包み隠さずそのまま言えばよいではないかという主張もありますが、原発事故がすぐに発生する危険性が極めて高いなどと発表すれば、社会は大混乱になってしまうでしょう。そうでなくとも震災の被害により様々な混乱が起きているのです、事をこれ以上荒らげないというのは一つの立派な選択肢たり得ると思います。

    けれども嘘を公表するというのも考えものです。その虚偽を信じた人が傷を負ったり死んでしまったりしては嘘を発表した企業は立派な加害者です。私のような素人にはどのラインで線引きすればよいかの結論など及びもつかず、発表すれば周囲を大混乱に陥らせる事態を引き起こす要因を、少なくとも仕事を行う上では抱え込まないようにしようと意識するのがせめてものこの事件から学び今自分のできることです。




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