昨今のハラスメントに対する意識改革に
朝礼ネタ1424 2021/01/01 スポーツスポーツ解説者として活躍されている松岡修造氏は、そのキャラクターから「日本を離れると日本の気温が下がる」などと揶揄されるほど「熱い人」としても有名です。
松岡修造氏はテニスプレーヤーとして好成績を残したり、家柄が良くてとても育ちが良い事を鼻にかけることをせず、またどんなスポーツ選手に対しても敬意を払って対応されています。
一般的に「真央ちゃん」と誰からも呼ばれる元フィギュアスケート選手の浅田真央選手に対しても「真央ちゃん」とは呼ばずに「浅田選手」と呼んでいました。
自身が見出して育てたような錦織圭選手に対しても、自分が先輩なのだからと偉そうにせず、功績を讃えていました。
松岡修造氏のように、どんな年下のスポーツ選手に対しても同じ人として丁寧に接する姿には尊敬します。
一方サンデーモーニングのスポーツ解説者としてお馴染みの張本勲氏は真逆で、自身がいかに優れた野球選手であったかを必ずどこかに入れて話し、若い選手にあまりいい顔をしませんし、負ければ根性が練習がと昭和の自分の価値観で批判します。
松岡修造氏のような、熱さもあり、紳士的に同じ人として接する姿勢は誰もが持つことが出来ると思います。
年齢が上だからとか男性だからなどと理由を付けて上下関係に執着するからハラスメントという事態になるのです。今の人たちが特別大げさなわけではなく、昔の人が異常に我慢強かったか、今では想像もつかないくらい抑圧してきたから誰も声をあげなかっただけです。
今こうして声を上げることが出来るのは、今は転換期だと言うことです。仕事にセクシャルな言動は必要でしょうか。指導に暴力や暴言は必要でしょうか。
今考える時なのです。
これをやったからセクハラだパワパラだという線引きは本来必要ないのです。
性別や年齢に縛られず、相手を尊重することが組織運営として大切な事だと言うことです。