スウェーデンのことわざより
朝礼ネタ1240 2021/01/01 故事ことわざスウェーデンのことわざを紹介しましょう。
「貧乏人とは少ししかもたない者のことではなく、たくさんほしがる者のことである」
物質的にどんなに恵まれていても、精神的に貧しければそれは「貧乏」ということでしょう。
「足るを知る」ということわざもあるように、望んでいくときりがありません。
どこで満足するか、どこで事足りたと思うか、それによってこれからの人生も変わっていくことでしょう。
もちろんもっと暮らしを良くしよう、希望をかなえよう、との思いがなければいけませんが、どんどんそればかりを突き詰めて、自分の力以上のものを望みすぎてはいけないということでしょう。
十分に今の暮らしで充足しているはずなのに、お金・お金・モノ・モノばかりを追いかけていては、足元がおろそかになり、今まで築いてきた暮らしが揺さぶられることになりかねません。
無理をせずに、自分に合った暮らしを大事にしつつ、適正な努力をしていけば、その姿勢が向上につながります。
実際の「貧乏」よりも、心の満たされない「貧乏」に陥らないように、今の暮らしを見つめて、今後の糧にしていきましょう。
毎日の中に、日常の中に、豊かな心、豊かな暮らしはあるのです。
じっくりと自分の今の暮らしを見つめなおす時間を作りましょう。
ちょっと立ち止まることができる、ということもこれからの暮らしの向上にはとても大事なことです。
物質的な豊かさよりも、心の豊かさのほうが大事です。
心に余裕を持ちましょう。それが「裕福」ということです。