広範囲にわたる生産技術の重要性
朝礼ネタ1218 2021/01/01 コミュニケーション今日は生産技術とはどんな仕事なんだろうという話をしたく思います。
といいますのは新製品を設計している設計者の中に自身の設計した製品にも関わらず品質検査やその不具合は製造部のブルーカラーの仕事だから関知しないとして現場ともめたかたがあったとのこで、また新人技術者が自分の仕事の範疇を理解しておいてほしいという意図からお話いたします。
生産技術の仕事の内容は新製品開発、設計、使用する材質材料、加工手順と方法、使用する設備機械、冶具工具の設計と手配、手配については相手先との話し合い。
いっぱい言いましたがまだまだです。
このお話をする理由のところの、作りあがったものの品質検査、そしてそれがしっかりした品物であることが確認出来たら、初めて製造部に製造を移管する。
製造部は移管された生産技術のノウハウのもとに製造することになるわけです。
製造部はここから製造管理することになります。
製造部は製品を安定して作り続けられる様に生産管理していく、その努力をする部署ですからここでの技術を製造技術といいます。
製造技術員は製品が予定通りに作られるように頑張らないといけません。
生産技術の続きですが担当生産技術員は移管した製品の出来栄えについて現場に問診等をしなくてはなりません。
もし不具合がある様なら改善しなくてはなりません。
そのまま放置して製造技術任せでいたら現場から嫌われるばかりか不良の大量発生に繋がるかもしれません。
問題をいち早くつぶすために生産体制の見直しもあり得ます。
あと一つ生産技術はコスト管理にも関わります。
この問題は重要ですから設計から始まる今まで話した生産技術の生産体制そのものを見直さなくてはなりません。
生産技術は新技術開発をも含むため開発技術といわれることもあります。
このように広範囲にわたっていますからみんなと仲良く協力しながら作業をすることが会社の、みんなの為ですね。