11月14日はいいリーダーの日-たらいの法則の教え
朝礼ネタ5639 2022/11/14 11月今日は何の日?11月14日は「いいリーダーの日」です。
この記念日は日本リーダーズ学会によって2018年(平成30年)に制定されます。
諺に『組織はトップの器以上には大きくならない』というものがありますが、それだけリーダーが組織の運営に大きな影響を与えるということです。
リーダーは組織のレベルによって係長や課長、部長などがありますが、会社における最大のリーダーは社長です。そして、経済界には多くの社長がいますが、社長の中のリーダー的存在が経営の神様と呼ばれた松下幸之助でした。
その松下幸之助の理念の1つに「たらいの法則」があります。
たらいの中の水を自分の方へたぐり寄せると、水はたらいの壁を伝って向こう側へ流れていってしまいます。反対に、たらいの水を手前から向こう側へ押し出すと、今度は壁を伝って水が手元に戻ってきます。
ビジネスもたらいの水と同じだと、松下幸之助は教えています。
利益や売上を得意先から一方的に取ろうとすると逃げていき、逆に得意先のために努力を提供すると、自然と利益や売上が蓄えられていきます。
これは、営業だけの話ではなく、会社全体に言えることです。
営業マンだけが各得意先から売上をかき集めようとしても、売上は遠くに流れていくだけです。社内にいる事務職がバックアップ体制を構築し、営業マンを外に送り出すようにすると、売上の増加に繋がります。
このように、業績の向上を図りたければ、その分だけ得意先や取引先に対するサービスやメリットを提供しなければなりません。
『情けは人の為ならず』という諺がありますが、人に恩を与えていると、いつか自分にも恩として返ってくるものです。