今日は9月9日といくことで、9が2つ並びますが皆さんは「90対90の法則」をご存じでしょうか。
これはソフトウェア業界などでよく使われる、仕事にかかる労働力のバランスについての格言です。

仕事においては、9割を完成させてからの残りの1割にこそ時間と労力がかかるものであり、最後の1割を仕上げる作業はそれまでの9割と同じくらい大変で重要だということを比喩した格言です。

ソフトウェア業界ではプログラミングを組んだ際に、最後にエラーやバグを取り除く作業にとても時間がかかるのでこのような言葉が生まれました。

この言葉は、ソフトウェア業界だけではなく様々な業種に当てはまることだと私は考えています。

9割の仕事が終わると、「もうすぐ終わりそうだな」「乗り越えたな」といった気持ちになり、油断が生まれがちです。そんな時こそ単純なミスが生まれたり、思わぬ落とし穴が待っているものです。

仕事が終わるタイミングとは、その商品やサービスがお客様に届く瞬間でもあります。その瞬間をトラブルやクレームのない、より良いものにするためには最後の仕上げ、つまり「最後の1割の仕事」をいかに充実させるかが大切だと思います。

この言葉の通り、最後の１割をそれまでの９割と同じ時間と労力をかけるつもりで仕事に向き合うべきだと私は思います。その考えでスケジュールを組んで丁寧に仕事に取り組むことを心がけています。

この意識で仕事に取り組むようになって、ケアレスミスがなくなったと感じています。皆様もぜひ、90対90の法則を頭に入れて仕事に取り組んでみてください。