当たり前の中にある大切なこと
朝礼ネタ3891 2021/01/01 7月7月は梅雨が明け始め、いよいよ夏が始まる季節の変わり目です。梅雨のどことなくじめじめした感じは気分も上がりにくく、天気が悪いこともあり、外出もおっくうになってしまうこともあるでしょう。
お気に入りの傘や雨具を買って、気分を盛り上げて…と思うときもありますが、強引過ぎて結局断念してしまいます。
そのような時期を過ぎてからやってくるため、夏は気分も上がりやすいのかもしれませんね。
さて、そのような梅雨の中にあるのが七夕です。一年に一度、織姫と彦星が会うと言われる日です。梅雨時期なのでなかなか晴れ間がないというのも現実で、実は一年どころか数年に一度しか会えていないのではないだろうかとひと事ながら心配してしまいます。
それでも、織姫と彦星は、この日のためにきっとキレイに身なりを整えて、再会の気持ちを心にためて、会うことを楽しみにしているのでしょう。
今の世の中は、飛行機、新幹線、車など交通の便が発達し、携帯電話があり、SNSでやりとりができるなど便利になりました。誰かに会おうと思えば会いに行くこともでき、会うことができなくても、連絡をとることはできるという状況が多くなりました。
そのため、織姫と彦星のように一年に一度の会える日を心待ちにし、そのために身なりを整え、準備をしなくても、お互いに近況はわかりあえるわけです。
便利ではありますが、大切さは薄れてしまうような気がします。
便利さゆえに薄れてしまうものがあることに少し寂しさを感じます。
ですので、ぜひ七夕の日がくるときにだけでも、織姫と彦星のことを思いだし、時間をかけて大切にするものを一つでも持てるようにしていけると良いですね。