あくまでもサプリメントは栄養補助食品です
朝礼ネタ3557 2021/01/01 医療関係追加や補充の意味があるサプリメントは、あくまでも毎日摂取することが困難な不足しやすい栄養素を補うための栄養補助食品の総称です。
サプリメントなど、健康の保持や増進に関する効果や機能などを記載し、販売されたり利用されたりしている食品は、日本に定着して35年ほど経過しています。
ドラッグストアやコンビニエンスストアで販売されているサプリメントなどの健康食品は、10年以上1兆円を超える市場になっています。
サプリメントのテレビコマーシャルで聞いたり、見たりすることが多い言葉に“トクホ”や“機能性表示食品”があります。
特定保健用食品の略語である“トクホ”は、科学的根拠に基づいて、健康の保持や増進のサポートに期待できることが認められた食品です。 科学的に効果や安全面を実証したデータを提出したうえ、消費者庁長官の許可が必要です。
「脂肪を燃やす」などの記載が認められた食品です。
“機能性表示食品”は、健康の保持や増進のサポートに期待できる食品の機能性を、商品や広告などに示せる食品です。 販売事業者の責任において、科学的な根拠をもとに、機能性を商品パッケージに記載することを消費者庁に届け出た商品です。
肉体労働が主だった2000年代の頃から、私は野菜不足を補うマルチビタミンのサプリメントを健康のために摂っていました。
ある年、私が職場で受けた健康診断の血液検査の結果、悪玉コレステロールがこれまでにない基準値を超える高い数値でした。
原因は当時、飲酒していたことに加え、食事の量も多かったことと思われましたが、思ってもみない予想外のできごとでした。
数年後、体重が100kgを超えると、血液検査の結果も悪玉コレステロールに加え、脂質異常症と診断されました。
その後、脳腫瘍で入院、手術した私は、障がい者になってしまいました。
「サプリメントはあくまでも栄養補助食品、マルチビタミンと言っても普段の食生活から見つめ直さないとね」と脳神経外科の主治医の先生にアドバイスを受けました。
脳腫瘍に罹患以降、摂り方を変えた私は、目に関するサプリメントを摂ったことはあっても、ビタミン系のサプリメントは摂りませんでした。
また、不名誉な血液検査の結果が出たことを機に、一から食生活を見直した私は、マルチビタミンのサプリメントを摂ることを止め、しっかり食生活で野菜を摂ることにしました。
あくまでも栄養補助食品であるサプリメントの説明書には、「食生活を見直しましょう」という注意書きが書かれています。 きちんと役割を知った上で、サプリメントに頼らない生活が送りたいものです。