成績を上げることはそれほど難しくはない
朝礼ネタ3541 2021/01/01 教育・学習支援どういうわけか多くの人たちは「勉強ができない。」と言います。しかし、そのような人のほとんどが勉強ができないのではなく満足に勉強していないだけなのです。センター試験で8割以下しか取れない人というのは基本的に勉強量が足りていません。
センター試験というのは基本問題しか出題されないので、それができないというのはただの勉強不足なだけなのです。論理的な科目と言われている数学でさえセンター試験の場合、頭を使って問題を解くというよりもヒントをつなぎ合わせて時間内に正解を導き出すという側面が強いのです。ですから、センター試験の数学で満点をとることができるような人でも難しい大学の二次試験になると全く歯が立たないなんてことはざらです。
つまり、「勉強ができない」ということを口にする生徒というのは私から見るとただの甘えでしかないのです。ただ、そのようなことを生徒に言ってもしょうがないので、生徒が自分で勉強ができるようになるための指導を教師はしなくてはならないのです。
もちろん、そのようなことを考えて授業をしていても、生徒は入学試験が近づいてきてから自分が今まで勉強してこなかったことを棚に上げて教員に何とかしてほしい頼ってくるので、そのような生徒にも教員は手を差し伸べなければならないのです。
生徒を何年か教えていれば、そのような生徒にはどんな参考書や問題集をどのように進めたらいいのかという一応の指針もあるので、こちらもそのような生徒にはある程度対応できます。