頑張ればいいという幻想
朝礼ネタ3537 2021/01/01 教育・学習支援どういうわけか勉強というものは才能など関係なく努力しさえすれば誰でもできるようになるように思われている一面がありますが、その一方で頭がいいとか頭がよくないとか、そのような言葉で努力を放棄し、勉強自体を放棄してしまう人もいます。
これらの意見はどちらも正しい反面、どちらも間違っているといえるのです。なぜならば、高校までの勉強と所詮は誰かが発見したことを効率よく頭に入れて、それを試験の時にうまいこと出しさえすればどんな大学だろうと合格点は取れる問題しか出題されないので、それがしっかりできる人はより上級の学校に進学できるようになっています。
しかし、普通の頭脳の持ち主ならば誰だってどんな大学でも合格できるかどうかといえば、それは肯定できないのです。なぜならば、ほんの一握りの人間ですが、本当の頭のいい人間というのは存在します。
つまり、これをスポーツに例えるとわかりやすいのですが、スポーツで全国大会に出場できるレベルの人間と運動音痴の人間がいくら戦っても運動音痴の人間がそのような人たちには勝てないことは誰だってわかっているのと理屈は同じです。
このことは運動だけではなく勉強だってそうなのです。しかし、あまり頭のよくない人というのはどういうわけか。諦めが早いというか自分の限界まで本当の勉強しようとしないのです。もちろん、そのような生徒の中にも効率の悪い勉強をがむしゃらにやる人もいますが、その場合は無駄な努力が多いのでそこは指導者が導かなくてはなります。