下請けの仕事だけではなく、メーカーとしての仕事ができるようになりたい
朝礼ネタ3461 2021/01/01 技能工コロナ禍の影響で、様々な業界に影響が出ています。
我々のような製造業も状況は良くありません。
弊社のような下請け企業は、こういうときに大きな影響を受けやすいです。
メーカー側の生産量が減ると、それに伴い仕事の依頼も減るのですから。
しかし、今回のコロナ禍は考えを改める良いきっかけになったと思います。
いつまでも下請け企業でいるのではなく、メーカーになるチャンスかもしれないということです。
先日、新聞を読んでいたときのことです。
とある金属加工業者の記事が目に留まりました。
その企業もコロナ禍で仕事が減少して、売上も落ち込んだようです。
このままでは会社が潰れてしまうかもしれない。
そんなときに、とある社員が提案したようです。
「手を使わずにもドアを開けられる商品を作るのはどうでしょうか」
今まではメーカーの言われた通りに部品を製造して納品していた。
それを、自社で何か商品を作らないかと提案したのです。
その会社は高い技術力があることで知られていました。
後は、アイデアさえあればという感じだったのです。
考え方が保守的になっていたようですが、若い社員の一言で社長は勝負に出ることにします。
日常業務が減って時間がある分、商品開発の時間に費やせる。
試行錯誤を繰り返し、足でドアを開閉できる部品を完成させたのです。
このように、最近は下請け企業が独自の商品を開発するというケースが増えているようです。
今はどこの会社も、いつどうなるか分からない。
自分たちで生き残る方法を考えなければならない。
その記事を読んで、弊社も考えなければと思いました。
現状維持を求めるのではなく、今後は勝負しなければならないと思いました。