ノロウイルスの間違った対策
朝礼ネタ3337 2021/01/01 医療関係冬場は、ノロウイルスが流行する季節になります。ノロウイルスは、温度管理がされていない食材を食べることによって、また、ノロウイルスに感染している人からの二次感染も引き起こします。
ノロウイルスは、感染力がとても強いです。
例えば、ノロウイルスが含まれた嘔吐物が床やカーペットなどに撒かれると、次第に乾燥してきますが、その浮遊物を吸い込むことによっても感染します。
また、ノロウイルスに感染した人が、きちんと手洗いなどをせずにドアノブなどを触り、その後に触った人が手洗いをしないで飲食すると、たちまち感染します。
間違ったことのひとつに、消毒があります。アルコール系の消毒剤を使ってノロウイルスの消毒をする人がいむすが、全く意味がありません。
ノロウイルスは、次亜塩素酸という消毒剤しか効果がありません。家庭では、キッチンハイターがあると思いますが、これが効果的があります。
作り方は、1リットルのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ1杯分のキッチンハイターを加えれば大丈夫です。
ただし、洗濯用のハイターは意味がありませんので、注意して下さい。
ハイターは手荒れするのはご存知と思いますので、手指の消毒には使えません。
そこで、ノロウイルスの感染予防には、手洗いが大切になります。流水と石けんを使った丁寧な手洗いです。
手のひら、手の甲、指と爪の間、指と指の間、最後に手首を30秒以上かけて洗います。
ノロウイルスには、治す薬がありません。感染すると、2日から3日辛い思いをして過ごすことになります。
しっかりとした手洗いと、多くの人が触る物の消毒が、予防の基本になります。