異常時の処置を確実に
朝礼ネタ3123 2021/01/01 生産・品質管理製造・組立正しい姿から負の状態へ向かうことを「異常」といいます。
この異常に対して確実に対処することは、品質を確保するうえで非常に大切です。
私の考えを含めて、具体的にお話しします。
異常には何があるでしょうか。
機械・設備では、故障がまず考えられ、機械の一時停止も含まれます。
製品および作業ではどうでしょうか。
同じ事象、不具合が連続して発生したときや、作業手順書通りの作業が出来なくなったとき、部品の不良で作業が出来なくなったときなどがあります。
必要な物がそろわないというのは、最も重たい異常といえると思います。
視野を広げて考えてみますと、不良品の修正作業も異常作業の1つといえます。
人ではどうでしょうか。
作業者の体調不良は、異常と考えてもよいと思います。
集中力が持続せず、正しい判断が出来なくなることが考えられ、不良品が流出する可能性があります。
細かく見ていくと、いろいろな異常が思いつきます。
異常時は、どのように行動するのがよいででしょうか。
よく「ホウ・レン・ソウ」と言って、「報告・連絡・相談」は聞いたことがあると思います。
具体的に作業者の行動としては、作業を止め、上司を呼び、監督者の指示を待つの「止める・呼ぶ・待つ」を必ず守ってください。
勝手に判断して行動することは厳禁です。
製品を間に合わせようと、安全な作業を逸脱して良い製品を作っても、それを手にしたお客様は喜びません。
上司の指示を受けたのち、それに従い行動し結果を報告してください。
異常発生前後の製品を識別することは、重要なポイントです。
異常時の管理にどれだけ力を入れるかで、お客様の評価は変わります。
お客様からの信用を失わないために、確実に行動しましょう。