「安全」のために一番大事なこと
朝礼ネタ2949 2021/01/01 製造・組立安全第一という言葉を聞いてぱっと思い浮かぶのは「安全を第一に考える」や「危険なことを避ける」だと思いますが、
では、「安全を第一に考える」「危険なことを避ける」とは具体的にはどういったことでしょうか。
例えば、以前に機械のメンテナンスを実施していた時のことですが、機械内部のメンテナンスをする際に安全装置の電源を切って作業を行いました。
メンテナンスが終了し、作業を開始したのですが安全装置の電源を入れるのを忘れており、もう少しで怪我をするところでした。
なぜこのような事が起きたのか考えてみたところ、
1、早くメンテナンスを終わらせて作業を再開したいと思っていた。
2、慣れている作業なので大丈夫だろうと油断していた。
3、忙しいから作業前点検をおろそかにして作業を再開してしまった。
このような事が考えられました。
では、これを解決するにはどうすればいいのでしょうか。
1つ目に関しては焦らず落ち着いて作業を行うこと。
2つ目に関しては初心を忘れずに一つ一つ確実に作業するようにする。
3つ目に関しては忙しくならないようにスケジュールを管理する、どうしても忙しくなってしまった場合は他者を交えて作業前点検を実施する。
そうすることによって危険なことを避け、安全に作業ができるのではないかと考えました。
ただ、自分でなんとかできることならいいのですが、不安な事や心配なことがあるときに作業中の他者に話しかけるのは気が引けます。
ですが、自分は手助けしてもらったのだから次は自分が誰かを手助けしようと考えるようにするなど、お互いを気づかうような環境を作ることができれば
危険なことを避けられるのではないのでしょうか。
自分のことだけではなく、他の人にも目を向けられるくらい心に余裕を持つことが、結果として「安全第一」につながるのではないかと思いました。