広い視野を待ち道を開く大切さ
朝礼ネタ2920 2021/01/01 教育・学習支援管理職・経営坂本龍馬曰く「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」
私は龍馬のこの言葉を視野の広さとして捉えました。
私たちはややもすると目の前の仕事のみに目を奪われてしまいます。
仕事というものは当然会社で行うものですから、仕事に夢中になればなるほど私たちの視野は社内に止まってしまいます。
そうすると常識もルールも習慣も、何もかもが会社が基準となってきます。
それが行き過ぎると、しばしばニュースななる、偽装・データ改ざん・隠ぺいなど企業ぐるみの反社会的行為となるのです。
会社はどこまでいっても、あくまで社会の一員です。社会の一員として守る責務があり、社会に対して果たすべき責任があります。
そのことを忘れては会社の存続はあり得ません。
会社人間になってしまい、視野が社内を越えて社会全体に広げることができない人は、社会より会社を優先する思考が当たり前となって間違いが発生するのです。
龍馬は、徳川幕府ではもう日本という国は維持できず、外国の植民地になりかねないと危惧して新しい日本作りに奔走しました。
でも彼は政治の世界で働くつもりはありませんでした。
彼のやりたかったことはあの海援隊でした。世界を相手の貿易です。つまり彼の視野は日本から飛び出して世界に向かっていたのです。
そんな広い視野を持った龍馬だから、人の行く道はたくさんあることが見えたのでしょう。
会社人間の視野だと道が一つしか見えないません。すると間違った道に踏み込んでしまいます。もっと広い視野を持てば他の正しい道が見えてくるはずです。
私たちは、自分が会社人間に陥っていないか常にチェックする必要があると思います。