技術者には発想の転換や柔軟性が必要です
朝礼ネタ2913 2021/01/01 技術職(機械・電気)技術者は手先が器用も大切な資質ですが、考え方が柔軟なことや発想の転換も必要条件なのではないかと感じます。
あるテレビの番組を見て感じたことですが、日本人電気技師であった人が外国の困っている人を助ける場面で、ヒーターの故障を修理するのですが、あり合わせの家電を使って部品を使い直してしまったことが印象的でした。
例えば電線が無ければ電気を通すもので代用するという発想の柔軟性や転換が有ったのです。この場合はスイッチでしたが、あり合わせのスイッチを使っていました。
宇宙飛行士はトラブルが発生した時は代替部品などありませんから、どうしたら危機を避けられるのか考えて行動するそうです。あり合わせのものを使い目的を達成しているのです。
考え方の柔軟性や発想の転換は技術者に求められる資質でも重要なことだと思います。
何か効率化を考える必要がある場合、発想の転換や考え方の柔軟なことは行き詰まりを打破する大事な手段かも知れません。
本田宗一郎はアメリカに視察に行った際、プラスネジを貰い受けたそうです。今までのマイナスネジではオートバイの製造に時間が掛かっていたことを、プラスネジの導入で飛躍的に効率を上げて世界の本田にしそうです。
因みに、マイナスネジの欠点は両手を使わないと位置合わせが難しい点ですがプラスネジの利点は片手で位置がすぐに合わせ易い点です。
マイナスネジの問題点を認識していたことは、プラスネジに出会い導入をしたという柔軟性に繋がりさすがと思いました。