石鹸で免疫機能が弱まりがん発症のリスクも高まるかもしれません
朝礼ネタ2722 2021/01/01 一般事務福祉・介護・保育石鹸でガンの発症のリスクが高まったり、抗生物質が効かなくなることもあります。
そんなちょっと恐ろしいお話があります。
手を洗う石鹸を選ぶ時に、殺菌効果や消毒効果の高いものを選んでいませんか。
この石鹸に含まれている抗菌効果のあると言われていた成分が、ほとんど効果がなくむしろ体に悪影響を及ぼす可能性が高いというお話です。
その成分とは、トリクロサンとトリクロカルバンです。
特にトリクロサンは多くの製品に含まれ、アメリカで40年以上前から、これを含む石鹸が売られていて、日本でも病原性大腸菌O157が流行しだした1990年代から使用されるようになりました。
ところが、この成分には抗菌効果が認められないばかりか、体に悪影響を及ぼすことが分かり、2016年からアメリカで販売が中止されました。
ヒトの筋力を低下する、抗生物質が効かなくなる、免疫機能が低下するなどの問題が指摘されています。
免疫機能の低下は、がん発症のリスクを高めることも考えられます。
日本でもアメリカにならい、トリクロサンを他の成分に変更する様に厚生労働省から通達が出され、使用中止へと向かっています。
しかしながら、この通達は薬用石鹸が対象となっているため、通常使用している石鹸にはいまだに含まれているものもあるとのことです。
石鹸を買う時には、必ず成分表示を確認したほうがよさそうです。
また、この成分は防腐剤、消臭剤、抗菌剤として使用されているため、石鹸の他に歯磨き粉、メイク落とし、美容液などにも含まれていることがあるので注意が必要です。
特に、薬用、消臭、抗菌と書かれている商品は、成分を確認してみた方がよさそうです。
何気なく使っている石鹸や歯磨き粉のちょっと怖いお話ですが、一度成分をチェックしてはいかがでしょうか。