仮装からチャンスを逃さない方法について考えてみる
朝礼ネタ1297 2021/01/01 10月風物詩・季節行事10月の終盤になると街のあちこちでハロウィンのお菓子や魔女・黒猫・カボチャなどがモチーフになった商品をたくさん見かけるようになります。お祭りというイメージのハロウィンですが、実は古代ケルト民族に由来する収穫祭に起源があるそうです。
さらにこの日にはこの世とあの世をつなぐ扉が開くのでご先祖の霊が家族を訪ねてくるともされていました。もちろんそういう「ありがたい霊」に混じって悪霊もやってきます。ハロウィンの仮装は悪霊に「これは仲間だ」と思わせて災いを防ぐ方法なのだそうです。
実は仮装には人の心に影響を与える働きがあるとされています。心理学的には人間はいつもいくつもの「顔」を持っているとされています。仮装にはその人の見せたい「顔」を強調する効果があると言います。
例えば自分をカッコよく見せたい人が漫画などのヒーローの仮装をすると、その言動もヒーローらしくなったりする、ということなどです。その漫画のファンの人から話しかけられたりして人見知りが克服できるなどの効果もあるそうです。その他にも奇抜な仮装で自分のイメージを変えたりする「自分の殻を突き破る効果」が言われています。
また同じような仮装をしている人同士、もとは全く知らない人でも仲良くなったりする「仲間意識が得られる」などもあります。
仕事をしていく上でも普通の生活の中でも人間には「思い込み」がつきものです。自分はここまでしかできない、どうせ無理だ、頑張っても無駄など過去の経験などから自分の限界を自分で作ってしまうことが多いと思います。少し考えを変えて挑戦してみたら実は案外うまくいったりして新しい知識がついたり・意外な自分が見つかったりということがあるかもしれません。
でも自分の思い込みに囚われていたらもしかしたらせっかくのチャンスも逃してしまっているかもしれません。自分の限界、という殻の中に閉じ込められてしまっていると思うのです。
毎日の生活で自分の殻を破るために仮装することはちょっと無理ですね。でも通勤経路をちょっと変えてみたり、いつもの定番ではない商品を選んでみたりといつもと違う自分を演出する方法はいろいろとあると思います。時々そういうことを試してみて自分の思い込みを取っ払うようにするのもチャンスを逃さない秘訣ではないか、と考えています。