落語に学ぶ庶民の知恵

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  • 12月も押し迫ってきました。
    こう忙しいと、笑ってストレスを解消したくなりますね。
    いや、八方ふさがりで「もう、笑うしかねえや、ははは、、」と言っているわけではありません。

    私は落語が好きで、今でもたまに寄席に行くことがあります。
    この頃、イケメンの若い噺家さんが増えました。そうするとお客さんも若い女性が増えて、
    なんとなく場違いな雰囲気を感じるようになってきました。

    そのうち、「ねえねえ、あそこ、おじさんのくせに、一人で寄席に来ているよ。」「えー、信じられない。」
    などと言われるようなことにならないよう、切に祈っている次第でして、、、

    この時期になると、聞きたくなるのが、「掛取り」というネタです。今でいうと借金の取り立てについての話ですね。
    狂歌や芝居の素養がないと演じられないネタなので、この頃演じる噺家さんも減ってしまいましたが、、、

    江戸時代、米やみそなどは庶民でも一回ごとにお金を払わない。掛け買いです。
    支払いは、お盆と暮れの年2回です。半年分も溜めると、払えなくなる人がそちらこちらにいたのでしょう。
    それを取り立てることを「掛取り」と言いました。
    取れなければ、また半年待ちになります。何とも悠長な話しですが、当時のしきたりだからしょうがない。
    そんなわけで落語には、何とかして取り立てようとする「掛取り」と、何とかして半年延ばそうという庶民の側との
    攻防戦を描いた噺がいくつかあります。「掛取り」もその一つです。

    主人公は、貧乏長屋に住む夫婦です。大みそか、次々とやってくる掛取りたちを何とか撃退しようと考えます。
    そこで、掛け取りの大好きな趣味を取り入れた言い訳でケムにまき、追い返してしまおうと作戦を練ります。

    狂歌に凝っている大家には即興の狂歌攻め。
    お互いに狂歌の応酬があり、乗せられた大家はけむに巻かれながらも、いい気分で帰ってしまいます。

    次に来たけんかが飯より好きな魚屋には、逆に喧嘩を吹っかけ、挙げ句の果てに借金を棒引きさせて、見事に撃退してしまいます。

    こんな感じで、次々に掛取りを撃退した夫婦、めでたく年の瀬を乗り切ることができましたとさ、という話です。

    まあ、借金を踏み倒す噺なので、真似をされても困りますが、
    どんなに追い詰められた場面でも、相手の懐に飛び込んでしまえば何とかなるものだ、という
    庶民のしたたかさを示す噺で、営業にも一脈通じる話しではないでしょうか。

    まあ、世知辛い現代で、実際に上手くいくかどうかは責任持ちませんが。

    それでは、今日も 1日頑張りましょう。

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