夏の思い出

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  • 皆さん、ゴーヤはお好きですか?

    栄養価が高く、美肌効果もあるという話ですが、ニガウリという別名がある通り、かなり苦みがあり、万人に好かれる野菜ではありません。ただ、昨今のエコブームで、グリーンカーテンとして栽培する人が増えているようですね。

    実を言うと僕は、これほどメジャーになるずっと前から、ゴーヤに親しんでいました。今から十数年前、僕がまだ高校生の頃に、多趣味で『あたらしモノ好き』の父が、庭に突然ゴーヤ棚を作ったのです。家庭菜園初心者の父でも、簡単に作れたようで、最初の年から、びっくりするくらい、たくさん実りました。

    初めて食べたのは、定番のゴーヤチャンプルです。何の先入観もなく口にしたので、僕はあまりの苦さに、思わず吐き出してしまったのですが、それ以降、母が苦みを取る方法を工夫してくれたおかげで、すぐに大好きな夏野菜の一つになりました。

    中でも特に気に入って、何度も母にリクエストしたのが、かき揚げです。たまねぎ、ニンジン、小エビと、確か三つ葉も入っていて、彩りもとてもきれいでした。父と二人して、揚がるそばから手を伸ばし、よく母に叱られたものです。

    毎年、ご近所に配っても十分余るくらい収穫できたので、母は白いワタの部分をスプーンでこそげ取った後に薄くスライスし、冷凍保存していました。秋にはそれを使って、チーズと一緒にオムレツを作ってくれました。朝食のトーストとの相性がバッチリで、シャキッと目が覚めました。それをきのこの炊き込みご飯の上に載せてオムライス風にし、お弁当に入れてもらった事もあります。こうして話していても、よだれが出そうになるくらい、本当に美味しかったです。

    残念ながら両親は既に他界し、庭のゴーヤ棚も、もうありませんが、夏が来るたびに、あの味を懐かしく思い出します。僕の妻も料理が割と得意で、母の残したレシピを参考に、いろいろなゴーヤ料理を上手に作ってくれます。でも正直、母の味には到底及びません。勿論、この事は口が裂けても言えませんので、ここだけの話にして下さいね。

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