「売り場」ではなく「買い場」という意識

  • 追加
  • 私たちの仕事場は、改めて言うまでも無くこの売り場です。私たちはこの場所で毎日お客様に対し、商品の説明・ご案内と接客の仕事をしています。

    しかし私たちの仕事はお客様のお相手だけではありません。商品をディスプレイしたり補充・整頓をしたりしますし、また発注を取ったりプライスカードを整備したりという作業もこの売り場で行っています。
    考えてみれば、接客の仕事をしている時間よりもそういった作業をしている時間の方が多いかもしれません。

    お客様がより判り易く、より便利にお買い物が出来る売り場を提供しようと、皆さんは一生懸命これらの作業を行っているのだと思います。これは当然とても大切な事です。店頭は私たちのお店の顔です。その顔がお客様から見て見苦しく乱れていたり、お客様にとって分かりづらいものである事は絶対にあってはならない事です。
    ですから懸命にお顔の手入れをする事は大変結構な事なのですが、ちょっと待って下さい。一生懸命自分がそれらの作業を行っている場面を、一歩下がって思い起こして見て下さい。

    商品を綺麗に並べる為に整理整頓に熱中しているあなたの後ろで、お客様がその商品を見ようを覗き込んでおられませんか?
    商品の発注をしようと陳列棚の前に立っているあなたが移動するのを、お客様が待っておられませんか?
    ましてや二人でお喋りしながらお客様の傍らで品出しを行ったりしていないでしょうね。

    最初に申し上げた様に、私たちは毎日この売り場で仕事をしています。ここは私たちの売り場なんだと言う気持ちが当然あります。
    自分たちの売り場に誇りを持つと言う意味でこれは勿論大切な事なのですが、絶対私たちが忘れてはいけないもっと大切な事があります。それはこの売り場が私たちの仕事場である以上に、お客様がお買い物をされる場所であると言う事です。

    私たちは常時自分が働き慣れたこの売り場を自分の場所だとつい思い込んでしまいがちです。ですから先にお話しした、自分の作業に熱中する余り、お客様のお買い物の邪魔になっている事に気が付かないと言う事が起こるのではないでしょうか。

    売り場と言う言葉は、よく読む込んでみて下さい。私たちが商品をお客様に売る場所と読めます。自分たち目線の言葉だと思いませんか?

    私はここで一つの宣言をしたいと思います。
    私は私たちのこの仕事場の事を、今日から「買い場」だと思う事を宣言します。お客様のお買い物の場所をお借りして、自分の仕事を行っているという意識です。
    自分の仕事場「売り場」ではなく、お客様がお買い物をする場所「買い場」であると言う意識を常に持つようにしたいと思います。

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