職場のABC

職場のABCという言葉を聞いたことがありますか。 「当たり前のことを」「バカになって」「ちゃんとやる」の頭文字をとったものです。

当たり前のことをやるのは「当たり前」なのだから簡単なことだと思うかもしれませんが、経験を積めば積むほど、難しい判断をするようになるほど、できなくなるものだそうです。

よく大企業の不祥事が取り上げられています。例えば三菱自動車やフォルクスワーゲンの燃費不正問題は、社内の担当者や役員が実際の燃費が目標未達であることを知りつつ、自分たちに有利になる測定方法をしたひ、測定結果を改ざんしたりして消費者をだましていた、というものです。

ルールを守ることは当たり前のことです。燃費について言えばルールとは正しい測定方法で得られた結果をそのまま公表することです。ですが、競争が激しくなる中で、公言した新車の発売期日や燃費目標を達成するためには、結果を少し変えることが仕方のないことと捉えられるようになったのではないでしょうか。 そのような職場環境において、正しい測定値を報告することは周りからどう思われるでしょうか。バカにされるかもしれません。

「当たり前のことを」「バカになって」「ちゃんとやる」成熟した職場で世の中と価値観が異なった仕事の仕方をされているとき、世の中の当たり前が変化したとき、きちんと当たり前よことをするというのは、難しく勇気のいることです。

職場という団体行動では、スタンドプレーは疎まれがちですが、ときには職場の慣習を破ることも必要です。自分の良いと思うこと、ではありません。正しいことは、お客様に対して恥ずかしくないことです。とても難しいことですが、その判断基準を忘れずに仕事をしたいと思っています。

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