想像力のなせる業

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあります。 恐怖心や疑いの気持ちで見ると、実はなんでもないものでさえとんでもなく恐ろしいものに見えたりするということを表す言葉です。

別に特別なことではなくて、日常生活でも普通によくあることだと思います。 ホラー映画を観ている最中に自分の背後を確認したり、観た後になんとなくよく知っている自分の家の廊下なんかの暗がりまで怖かったりすることもありますね。 なんか怖いなと思うと、風にあおられて動いたものまでお化けかと思ったりするものです。

同じような想像でも逆にいい方向に働く場合もあります。 それが「あばたもえくぼ」という状態だと思います。 愛する相手であれば、欠点さえも長所として受け入れられるということです。

自分の可愛いペットのしたことであれば、家具を汚されたり・食事を邪魔されても気になることはありません。 本来なら怒って当然のところを「可愛いからすべて許せる」という気持ちで見ているためにいたずらもチャームポイントに見えるのでしょう。

考えてみると、私たちは初めて会う人に対してこれまでの経験から「こういう人に違いない」という思い込みのイメージを作りがちだと思います。 よく怒られた先生に似ている人は「絶対に怖い人に違いない」と思ったりして、その人が咳払いしただけで「怒られる」と考えたりします。

逆に大好きな俳優に似ていると思った人はどんな人でも「絶対にいい人に違いない」と考えてしまうことがあると思うのです。

なんでも怖く見えるのはマイナスの想像力・なんでも素敵に見えるのはプラスの想像力と考えます。

どうせなら自分の想像でなんでも怖く見えるより、なんでも素敵に見えるほうがいつも明るく前向きでいられるでしょう。 だから私はマイナスの想像力よりプラスの想像力を磨いていたいなと思うのです。

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