効率化と手抜きを混同するなかれ

仕事において効率化を求めることは自然であり、日々の努力と経験を重ねれば、おのずと見えてくるものでもあります。

ですが、単純に結果を出すために効率化という名前の、あるいは言い訳の手抜きをしては信頼に関わります。 作られた手順には意味があります。手順書通りにすることが安全、確実への最も近い道であり、そのための手順書です。 仕事に慣れていくにつれ、その過程をいくつかを省略することも可能でしょう。万が一にもないと思える事態に備えた余分な手順に思えるかもしれません。

ですが、それを勝手に判断していいのですか? 手順書、あるいは作業工程は生み出されたに際して歴史があります。意味があります。 安全、確実の近道は、確実に一つずつの仕事をこなすこと。手順を順守することから始まります。

時間効率を例にとってみましょう。 一つの品物を完成させるまでにかかる時間。それを少しでも早めれば、それだけ早く納品できます。ゆとりが生まれます。 あるいは早く帰り、プライベートの充実という誘惑も小さなものではないでしょう。

しかし、そのために手順を飛ばしてませんか? 規則を無視していませんか?

効率化という名前の手抜きをし、完成品の質が堕ちれば、それは信頼に関わります。 最初のうちは気づかれないかもしれませんし、作業効率向上を褒められることもあるでしょう。 ですが、本来の手順を無視して、本当に良い仕事ができたと胸を張って言えますか?

何より、それが安全にかかわることであれば、下手をすれば怪我では済まなくなります。 ただ良品率低下とはわけが違います。

安全手順。商品完成までの手順。部品チェックに整理整頓。どれも普段正常な業務をこなしているうちに煩雑になってしまいがちなもの。それでも決しておろそかにしてはあなた、ひいては全体の信頼に関わります。

過去、作業効率を高めるために二人で行う作業を一人でしたり、チェック手順を大幅に減らしたりしてどれほどの事故が起こったでしょう。 今、作業を省こうとしているのなら、それを一人で判断せず、必ず仲間、上司に相談し、改めて作業手順を見直すべきでしょう。

急がば回れ。 手抜きは、決して効率化ではありません。

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