想い出花火

8月と言えば私的にはやはり花火大会です。

始まりのドンという音が遠くから響くと、子供のようにワクワクします。着慣れない浴衣を着て、下駄を鳴らし歩いて、夜空を見上げると、花火が大きく咲いて、胸がキュっと締め付けられます。

儚く消えるこの花びらをあの人もどこかで見ているのかな。今誰と眺めているのかな。想い出と切なさが込み上げます。

あの夏、ラムネを分け合って、わた菓子を交互に食べて、人混みの中はぐれないように、手をギュッとつないで、ドキドキしながら花火を眺めていました。帰り道、「ずっと一緒にいようね」と囁いてくれた微笑みは今でも色褪せません。

私とあの人はいつどこでどうはぐれしてしまったのでしょう。今どこで何をしているのでしょう。 昭和の時代だったら、ここで想い出は美しいまま心に残るんですよね。

しかし、私は興味を抑えられなくなって、SNSであの人の名前を検索してしまいました。すると、いとも簡単に情報が出てきました。住まいは千葉県、お子さんはふたり、区役所で働いているようです。おまけに目のあたりしか面影のない、かなりぽっちゃりになった写真まで。ラーメンが好物でしたが、こんなに沢山ラーメン屋さんに行った写真ばかりをアップして、これじゃ太るの当然ですね。。。

と、一気に美しい想い出は打ち砕かれ、現実で塗り替えられてしまいました。今は便利な時代ですが、果たして便利は人間にプラスなんでしょうか?夢やロマンやイマジネーションを失ってはいないでしょうか?

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