物事を抽象化する事

人間が出来て、他の動物に出来ないことの一つに物事を抽象化し、様々な事象を関連付けて考えられることがあげられます。

最近、食べ物を意識することを毎日実感、実践することと、それ以外に体や心のバランスに良い習慣があるのかにとても興味がわいています。そのことを抽象化すると様々な生き物や社会問題と自分の体とが関連している時に気づきます。

植物の中には自然環境が比較的厳しい年の方が実をより多くつける種があることが分かっています。栄養が豊富にある時は体に蓄え、厳しい年には、世代間を超え、仮に自分が死を迎えても種の保存を未来に託す仕組みをもっているわけです。

懐石料理の始まりは、仏道を極めようとしている修行者が空腹を紛らわすために懐に石を入れて、しのいだところに起源があります。

熱帯のマレーシアで出会ったイスラム教を信仰する友人は、毎年約一か月日中、食事はおろか水分もとってはいけない断食を行っています。その友人は世界で飢えている人の気持ちを感じるためだと熱心に語っていました。

敬虔なキリスト教信仰者にはベジタリアンが多いです。

世界の多様な宗教に自分の普段の食事を省みることが信仰の一部に取り入れられているのは、それが経験則として宗教的道徳心を育む一助を担うからと感じます。

収入の少ない世帯の人間が肥満になる率が高いことが統計的に有意であることが実証されています。これは社会からの圧力をその人が感じ、暴飲暴食という選択を選んだ結果が体に現れている可能性があります。

貧困である自分自身を受け入れられず、安い食材の暴飲暴食を選択し、思考停止に陥り、ますます自分の思考が現実の自分とかい離してしまうかもしれません。そのような環境により精神的な症状に悩んでいる人も少なくないはずです。

自分らしい気持ちの良い生活を送るための食というのは足るを知るであり、本質的にお金のかかるものではありません。

その日の食べ物にもままならない開発途上国の絶対的貧困を抱え栄養失調に苦しむ人間がいる社会と、先進国の貧困層で暴飲暴食を選択し精神的に苦しむ人間がいる社会は繋がる地球的規模の人間社会の大きな課題です。

自分の食べるものを意識することを抽象化すると、今あげた様々な事象がすべて同じ問題で起こっていることに気づきます。
物事を抽象化することはこのように頭を整理するには最適なツールとなります。

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