言葉を選びながら話すことの大切さ

日本には「本音と建て前」があるので自分が言われたことをそのままの意味にとると勘違いな状況になってしまうことが多いと言われます。
とくに外国人にとってはこの本音と建て前が理解できなくて、日本で暮らすことの難しさのひとつになっているというのはよく聞く話です。

ところが使われている言葉をそのまま額面通り受け取ってはいけない、ということは日本以外の国でもあることだということを最近知りました。
日本以外の国にも「本音と建て前」があったわけです。

例えばヨーロッパでは転職をして新しい会社に元の会社からの人物評価状のようなものを提出することは珍しいことではありません。
でもドイツでは前の会社からこの書類を書いてもらったら、まずそのような書類を「読み解く」プロに内容を見てもらうことがあるのだそうです。
プロとは企業の人事部に勤めていたりする人で、「提出された書類の言葉が本当に意味すること」を解析することの慣れている人のことです。

書類に「彼は会社の目指すところをよく理解し、目標を達成できるように努力していた」と書いてあったとします。
普通は「まじめないい社員だった」と評価してもらったと考えると思うのですが、実は「あまり優秀な社員ではなかった」と評価されるそうです。
これは「いい言葉を使ってマイナスなことを言う」の例です。

イギリスでも友達が作ってくれたケーキがあんまり美味しくないな、というときにも「オリジナルな味・ユニーク・初めての味」とか言うことがあるといいます。

私はどちらの例も「波風を立てないようにする」ための方法だと思います。
もちろん本当はもっと深い意味があるのでしょう。
でも同じことを言われてもそのものズバリの言葉よりは婉曲な表現のほうが受け入れやすかったりします。
だから「いい言葉を使ってマイナスの意味を持たせる」習慣ができたのだと思うのです。

もちろん常にはっきり表現しないことはストレスもたまるし実は意地悪いと取られることもあるかもしれません。
時には「嫌味な人」ととれることもあるでしょう。
ただ、言われた相手の気持ちも考えながら話すことと嫌味をいうことは違うと考えます。
そして常にそれくらいの気持ちの余裕は持っていたいなと思うのです。

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